クレジットカードは便利ですが、支払いの管理って意外と大変ですよね。
使った分を把握しておかないと、思わぬ高額な請求が来てギョッとすることも。
特に複数のクレジットカードを利用している人は、どのクレジットカードをいくら使ったか、管理するのが大変だと感じているかもしれません。
もし、クレジットカードを管理しきれずに支払いを滞納しそう or してしまっている場合には、「おまとめ」をして管理を楽にしてみてはいかがでしょうか。
こちらでは、カードローンのおまとめを使ってクレジットカードの支払い負担を軽くする方法を解説します。
Contents
クレジットカードの支払い管理はけっこう大変

・ポイントが貯まってお得
といったメリットから、日常的にクレジットカードを利用している人も多いでしょう。
しかしクレジットカードには、お金を使っているという実感が薄れ、つい使いすぎてしまうデメリットもあります。
複数のクレジットカードを使っていると、どれをいくら使ったかが曖昧になり、あとから請求がきたときにこう思うのです。
また、クレジットカードの引き落とし口座にお金を入れておくのをうっかり忘れてしまい、結果的に延滞になってしまうというケースも考えられます。
もちろん、こういったことはクレジットカードの支払い管理をしっかりしていれば、かんたんに防げます。
でも、クレカに限らずお金の管理は、頭ではわかっていても次第におろそかになっていくもの。
複数のクレジットカードの支払い管理が大変、面倒だと感じている人は、滞納や未払いの状態になる前に、なにか対策を考えたほうがよいでしょう。
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クレジットカードを滞納すると遅延損害金が発生
管理不足でうっかりクレジットカードを使いすぎ、すぐには払えない……そんなときはまず、早めにカード会社に相談するようにしてください。
今月の支払いができそうにないことを正直に伝え、指示を仰ぐのがよいでしょう。
恥ずかしい、面倒、怖い、不安……そういった気持ちになるかもしれません。
でも、支払いが遅れてしまいそうな人、今月のクレジットカード利用分を払えないという人は意外と多いもので、カード会社としてもそのへんの対応はちゃんとしてくれますから、思い切って早めに連絡しましょう。
状況によっては、その月のクレジットカードの利用分が払えない場合でも分割払いに応じてもらえることがありますよ。
逆に、そのまま放っておけば状況は悪化するだけです。
クレジットカードの支払いを滞納してしまうと、ペナルティとして「遅延損害金」が発生します。
クレジットカードのショッピング枠の遅延損害金は年14.6%の利率であることが多く、支払いが1日でも遅れると発生してしまうので、未払い金額が多いほど、滞納期間が長いほど多く取られてしまいます。
ですから、クレジットカードの利用分が払えない場合、とにかく1日でも早く何らかの対策をすることが大事です。
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クレジットカードの滞納を続けるとどうなる?
クレジットカードの支払いを滞納することによるデメリットは、遅延損害金だけではありません。
未払い状態ののままだとどのなっていくのか、順を追って見ていくことにしましょう。
クレカを滞納するとすぐに利用停止になる
クレジットカードの支払いが一日でも遅れてしまうと、支払いが行われるまで利用停止となります。
と思った人もいるかもしれませんが、カード会社側としてはこれ以上使われて返済してもらえなかったら困りますから、すぐに利用停止にします。
未払いが解消し、カード会社側でその確認が取れるまで、クレジットカードは使用できないままです。
カード会社から連絡が来る
クレカの利用分が払えないと、カード会社から電話やはがきなどで支払いが遅れているという旨の連絡が来ます。
再引き落とし時に支払い分の金額が入金されていれば引き落としが行われますが、残高が足りないとカード会社の口座に入金するよう督促が来ることが多いですから、その指示に従ってください。
滞納が1ヶ月を過ぎるとブラックに
クレジットカードの滞納が1ヶ月以内ならば、督促状や電話が来るだけでまだなんとか危険な事態は免れることができるでしょう。(ただし、カード会社によっては1ヶ月以内でも危険なこともあります)
でもそれを超えて2ヶ月、3ヶ月の滞納になると、「信用情報」に傷がついて、いわゆる「ブラック」と呼ばれる状態に。
ブラックになると、延滞の解消から5年程度はその記録が残り、その間はクレジットカードを作ったりカードローンを新規利用したりすることができなくなってしまいます。
そうなれば当然、住宅ローンや自動車ローンの審査にも悪影響を及ぼしますから、今後の人生の計画が狂ってしまう可能性すらあります。
滞納が続き、ブラックとなり、クレジットカードが「強制解約」となる前に、早めの対策をとることが肝心です。
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クレジットカードの未払いの時効はある?
クレジットカードを滞納しても、時効を待てば払わなくて良くなるんじゃ……と思った人もいるかもしれません。
実は、借金やクレジットカード利用分の支払いにも時効があります。
クレジットカードの場合、時効は5年です。
ただし、ただ5年経てば時効が成立するわけではなく、カード会社に「時効の援用」を行わなくてはなりません。
それ以前に、時効を成立させるためには「時効の中断」が無いことが条件となるため、なかなか難しいでしょう。
時効は、裁判上の請求や差し押さえ、仮差押え、仮処分、債務の承認などによって中断してしまいます。
例えば、本人がクレジットカード利用分を払っていないことを認め、
「払う意思はあるがお金が無い」
などと発言をしたり、一部だけでも支払ったりしたら時効は中断してしまいます。
また、知らない間に裁判を起こされて判決を取られているケースなどもあるようです。
クレジットカードの支払いをずっと延滞していると、そのうちに債権回収会社に債権譲渡が行われ、そちらから回収が行われることになる場合もあります。
債権回収会社は回収のプロですから、簡単に逃れられないと思っておくべきです。
クレジットカードの支払いを時効にするのは、並大抵のことではありません。
「ずっと無視していれば時効になるかも?」などと考えず、早めにクレジットカード管理の対策をするようにしましょう。
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クレジットカードの滞納で裁判や差し押さえも!
クレジットカードの滞納を甘く見てはいけない最大の理由。
それは、最悪の場合、裁判を起こされてしまう可能性があるからです。
まさか、たかが滞納で! と思うかもしれませんが、クレジットカードの利用は、考え方によっては借金と同じ。
一時的とはいえ、カード会社が買い物の代金を代わりに払ってくれているわけですから、そのお金はカード会社にしっかり支払わなければいけません。
多額の支払いを未払いのまま放置していれば、裁判所からの支払督促や訴訟に発展するおそれは十分にあります。
挙句の果てに待っているのは、「財産の差し押さえ」です。
司法の権限によって、銀行口座や不動産、車、給与などが、強制的に差し押さえられる対象となります。
知恵袋にも、120万円の債務で差し押さえまで発展したケースがみられます。
「クレカの滞納で裁判」があり得ない話ではないことを、忘れないようにしてください。
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クレカを延滞しなくても、怖いのが「リボ払い」
ここで、クレジットカードが払えない状況に陥りやすいリボ払いについて、少し注意喚起させてください。
といった謳い文句でカード会社が盛んにおすすめしているリボ払い。
月々の支払いが少なくて済むので、便利に使っているという人も多いのではないでしょうか。
しかしこのリボ払い、使い方を間違えると、滞納、未払いにまっしぐらとなるので気をつけてください。
リボ払いは利用額の総額が分かりづらく、金利手数料も15%程度と安くありません。
月々の支払額が少ないと確かに家計は楽ですが、それだと元金がなかなか減らず、支払期間が長期化してしまう落とし穴があります。
毎月払っている金額の大部分は利息に過ぎず、元金は減らないがその間もクレカは利用しているため、借金がどんどん膨らんでいく……。
いわゆるリボ地獄に陥ってしまうというわけなのです。
リボ払いは上手に使えばメリットもありますが、正直、使いこなすのが難しいシステムだと言わざるを得ません。
すでにリボ払いをたくさん利用してしまっているという人は、滞納や未払いに達してしまう前に、いちど状況を見直すことをおすすめします。
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クレジットカードの支払いを手軽に管理できる「おまとめ」
先ほどお話した通り、クレジットカードの未払いや滞納が続くと、
・クレカの利用停止、強制解約
・信用情報のブラック化
・裁判や差し押さえ
といった悪夢を見ることになる可能性があります。
そんなことになる前の対処法のひとつとして、ここでは「おまとめ」を紹介します。
最近、テレビCMや街中の広告でよく見かけるようになったカードローン。
これを使って溜まったクレカの滞納分を清算すれば、たとえ複数のクレカ支払いがあっても返済先はそのカードローンの会社に“まとめ”ることができます。
・返済日が月イチだけになる
これだけで、精神的にとても楽になるのではないでしょうか。
また、その際のカードローンを低金利の「銀行カードローン」にすれば、金利面の負担も減らせますよ。
おまとめ専用ローンじゃないカードローンで大丈夫なの? と思う人もいるでしょうが、おまとめローンでは、クレジットカードのショッピング枠のおまとめが対象外になっている場合もあります。
ショッピング枠をまとめる際は、より自由に利用できるカードローンが無難でしょう。
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クレジットカードの管理を楽にし、滞納を防止、解消する方法として、カードローンでのおまとめを紹介しました。
クレジットカードの滞納は、管理の仕方によっては誰にでも起こりうることです。
うっかり忘れや油断は誰にでもあることですから、そうならないようにする工夫、そうなってからの迅速な対応ができるよう意識しましょう。